第40回日本口腔腫瘍学会総会・学術術大会

ご挨拶

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第40回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
第11回日本口腔腫瘍学会・教育研修会

大会長・教育研修委員長 横尾  聡

(群馬大学大学院医学系研究科 口腔顎顔面外科学講座・形成外科学講座 教授)

2020年初頭からの新型コロナウイルス感染の蔓延により,多くの人命が失われましたことに深い哀悼の意を表します。この状況は、医療人としては断腸の思いであります。医療に携わられている多くの方々にあらためて敬意を表するとともに,国民の心をひとつにして,国難ともいえるこの事態に対処していかなければならないと感じています。

さて,このような社会的混乱の中,また,この混乱の終息が予測できない中、第40回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会を開催させていただく事になりました。当初は対面にて通常開催を予定し準備を進めて参りましたが,新型コロナ感染を巡る社会情勢や群馬県事情,群馬大学病院事情により,完全WEB開催(ライブおよびオンデマンド配信)に変更致します。ポストコロナを想定し,群馬県高崎市で皆さんとお会いできることを楽しみに準備を進めてきたため大変残念ですが,WEBならではの学会にすべく鋭意準備中です。口腔腫瘍の治療に携わる多くの皆様の登録,WEB参加を期待しております

大会テーマは,「口腔がん エビデンスとセンス」とさせて頂きました。口腔がん治療のエビデンスを踏まえながら,エビデンスでは説明できない治療のセンス,職人技,さらにちょっとした治療のポイントなどについて,若い口腔腫瘍治療医を対象としたスペシャリストによるワークショップを学会のメインにしたいと考えています。これからの口腔腫瘍治療を担う若い治療医が,スペシャリストのサジェスチョンによって少しでもグレードアップできるような多くの話題を提供したいと思っています。

本学会で多くのスペシャリストからサジェスチョンを受け,自分なりに熟考し,6月17日からの桐田忠昭先生(日本口腔外科学会理事長,奈良県立医科大学口腔外科学講座教授)が主催される第46回日本頭頸部癌学会において,今度は頭頸部がん医療全体の中で,議論,主張されることを期待します。さらにその練られた内容を10月20日から神戸で開催される第60回日本癌治療学会(大会長:調 憲先生,群馬大学大学院医学系研究科総合外科学講座教授),すなわち,がん医療全体の学会で発表され,がん医療の視野を広げると共に,口腔がん医療の位置付けを考察される事を望みます。

口腔腫瘍治療は日々CQの連続です。今回の学術集会が先生方のCQ解決に少しでもお役に立てれば幸いです。